喧嘩をするほど仲は良いはウソ!? 夫婦円満の秘訣!

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夫婦喧嘩

みなさまこんばんは。もんちゃんです。

今回は夫婦間のコミュニケーションに着目していきたいと思います。テーマは「夫婦喧嘩」です。結論から申し上げますと「夫婦円満のためには出来る限り喧嘩はしない方が良い」と思います。「喧嘩をするほど仲が良い」という説もありますが、どうも懐疑的です。めちゃくちゃ喧嘩するけど仲が良いカップルって本当にごく一部なのではないかと思います。

今回は「夫婦円満のためには出来る限り喧嘩はしない方が良い」という点で色々紹介していきたいと思います。

喧嘩をするほどパートナーへの想いは低下する

「喧嘩をするほど仲が良い」といいますが、実は喧嘩の頻度が高いほどパートナーへの満足度が低下するというデータがあります。

“喧嘩するほど仲がいい”は嘘!? 月1回以上喧嘩する夫婦の49%が「秘密あり」

図1 : 喧嘩の頻度とパートナーの満足度の相関

こちらですが、喧嘩しない~3カ月に1回程度までは、相手の満足度に影響は出ておらず、高いレベルでキープできていることがわかります。一方、月に1回を超えたあたりから、満足度は低下していくことがわかります。週に3回以上もケンカするって、どれほど仲が悪いんだ、と思うのですが…

とにかく「喧嘩をするほど仲が良い」ということは、データからは読み取りづらい、ということが言えるかと思います。

・喧嘩の頻度が高くなるほど、パートナーへの満足度は低下する
・喧嘩の頻度が月1回以上になってくると要注意!

喧嘩は良くない・・・が、我慢しつづけるのはもっと良くない

と、ここまではそりゃそうだ、という話かもしれませんね。しかし「喧嘩をするほど仲が良い」という言葉の裏には恐らく「言いたい事をしっかり言い合える仲である」という意味が含まれているのだと思います。「パートナーへの不平・不満を黙って耐え続けている。だから喧嘩が少ない」という状態は理想ではありませんよね。

この章ではパートナーに対して「なぜ夫婦喧嘩がおこるのか?」「どうすれば言いたい事をしっかり言えるか」「しっかり言っても喧嘩にならず、お互いに理解しあえるか」という点にフォーカスして考察していきます。

なぜ夫婦喧嘩が起こるのか?

これは、起きて当たり前だと思っています。結婚というのは男女が一つ屋根の下に暮らすことですが、そこでは「お互いの家庭の文化の融合」が行われます。嫁ファミリーと夫ファミリーのM&A(Mergers and Acquisitions:合併)ですね。すると、お互いの家庭文化が似ているようで違うことに色々と気づいてくるはずです。食事のタイミングや寝るタイミングなど大きなことから、箸の持ち方や歯ブラシの仕方みたいな小さなことまで、微妙な差が出てくることでしょう。ここで、夫婦それぞれ「それが正しい」と思ってやってきた行為に差が生じるので、違和感が発生します。もちろんお互いに家庭をかき乱したくてやっているわけではありません。ただ、数十年かけて慣れ親しんできた文化なので、自然とやっているのです。そして、ここからが難しいところ。どちらかの価値観では正義だと思っていることに反する行動が出てくる場合があるのです。

例えば、私は仕事中や仕事後に沢山お菓子を食べてしまう癖があります(タバコ吸わないから健康なはずなんですよ!?)。実は私の実家もお菓子が大量にストックしてあり、必ず食後とかに食べているような家庭です。しかし、妻の家庭文化は異なるのでしょう。更にニュートラルな目線で見ると、確かにお菓子の食べ過ぎは身体に悪い。すると妻は「お菓子食べ過ぎじゃない?」と指摘します。これは「相手の事を想って」の指摘です。ただ、私が数十年かけて培ってきた価値観からすると「お菓子を食べるのが普通」であり、かつ…中々やめられるものではありません(笑)。ここでコンフリクト(衝突)が発生する可能性があります。これは家庭文化の相違が原因になっていると考えられます。
家庭文化の相違の解消は、相当上手くやらないとコンフリクトが発生し、喧嘩へと発展するでしょう。これは「子供の教育方針」とかにも現れると思います。そして「教育方針」はより大きな火種になる傾向にあります。そして、家庭文化の相違は全てのカップルに大なり小なり必ずあります。もちろん恋愛段階、交際段階でお互いある程度フィルタリングを掛けているので「食べ方が汚い」とか生理的に無理!という要素は交際段階で解消されているか、そもそも結婚に至っていないはずですが。一方で長い間生活すると見えてくるクセや考え方の違いなどが見えてきます。交際期間で刈り取り切れなかった家庭文化の相違が、

・夫婦喧嘩の原因には「家庭文化の相違」が挙げられる

・家庭文化の相違は全てのカップルに大なり小なり必ずある

どうすれば喧嘩を回避できるのか?

もはやこれは高度なビジネススキルを要するレベルの問題です。つまり異文化コミュニケーションに近いものが求められるのです。もちろん「男女の違い」はあるのですが、そこは明らかな差異なので比較的お互いに意識しながら連携できるケースが多いと思います。一方「家庭文化の相違」は気づきにくい。なぜなら明文化されていないケースが多いからだと思います。「〇〇家の家訓」なんて明文化されていればわかりやすいのですが、中々そこまでやっている家庭は少ないのでは、と思います。
では「家庭文化の相違」を克服する方法はあるのか・・・!?大丈夫です。「異文化コミュニケーション」というビジネススキルを使えばいいのです。

異文化コミュニケーションのコツは「違い」を理解すること

もう端的いうと、これに尽きると思います。相手の文化的背景を知り、自分との違いを意識し、行動の背景にある考え方を推察することです。このスキルを家庭内でも使えばいいのです。「異文化コミュニケーション」のスキルは色々な記事で紹介されておりますので、是非参考にしてみてください。

・「家庭文化の相違」でつまづく理由は「明文化されていない」ことが原因

・「異文化コミュニケーション」のスキルで「家庭文化の相違」を乗り切ろう

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は夫婦喧嘩に着目してみました。円満な家庭を運営していくためには喧嘩はぜひとも避けたいところです。とはいえ「いざ喧嘩になったらどうするか!?」という対処も考えなくてはいけないので、そちらはまた次回以降にご紹介できればと思います。それでは!

・喧嘩をするほど仲が良いはウソ。喧嘩をするほどパートナーへの満足度は低下する
・喧嘩の原因に「家庭文化の相違」が考えられる
・「家庭文化の相違」はどのカップルにも大なり小なり存在する

・「家庭文化の相違」は明文化されていないことが多く、気づきにくい

・「相手の事を知る」ことで背景を理解でき、喧嘩を回避することが出来る

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