ボーナスを待つ?なるべく早く?ベストな転職のタイミングとは

転職活動が進むにつれて重要になる「具体的に〇月〇日から就業開始するか?」問題。1次、2次面接ではざっくりで良かったものの、最終面接ともなると日程決めが必要です。

その時に直面するのが「前職でのボーナスのタイミング」ですね(笑) 結構リアルな問題です。「5月から働けるけど、ボーナスは6月なんだよな・・・」という状況もあると思います。

確かに6月にボーナスを貰って退職した方が金銭的に良いように思えます。

しかし、本当にそうでしょうか?私はNOだと思います。見落としがちですが「早く転職すること」にも沢山メリットがあります。もちろん金銭面でも。

今回は早く転職することのメリットをお伝えします。「後悔しない転職タイミング設定」の一助になれば幸いです。

早く転職することのメリット

転職タイミングで意外と見落としがちなのが「早く転職することのメリット」です。目の前に前職のボーナス金額が転がっていると目がくらむのも無理ないですが・・・(笑)

ここは落ち着いて「ボーナス獲得のために1カ月待つ」という選択において、失うモノを列挙してみます。

① 次の職場での給料の差額
② 次の職場でのボーナス金額

③ キャリアにおける大切な1ヵ月

これを合算すると、意外と前職のボーナスを賄えるくらいになってくるかと思います。各項目について詳しく見ていきましょう。

次の職場での給料の差額

前職のボーナスに対抗するので、目には目を、歯には歯を、金には金をということで一番わかりやすいものを持ってきました。

例えば転職で年収ベースで100万円アップするとなった場合を考えます。ボーナス含めて20カ月分が1年で貰えるとしたら月5万円です

つまり転職が1月遅れると給料の差額分だけロストすることになります。

次の職場でのボーナスの差額

意外とこれは盲点ですが、ボーナスも勤務の長さに依存します。例えば半年に1回ボーナスが出る会社だったとすると、評価対象期間の在籍数に応じて按分されます。

例えば「4~9月の評価に基づいて12月にボーナスが出る」というシチュエーションで、6月に中途入社した場合を考えてみます。この場合、

・ボーナスの満額 X円
・評価対象期間 6ヶ月 (4~9月)
・在籍期間   4ヶ月 (6月入社のため)
・ボーナス額  X円 * 4/6 (按分)

すなわち、入社が1ヵ月遅れると、ボーナスの金額も1ヵ月分減るわけですね。6ヵ月に1回の場合は1/6減ります。ボーナスが半期に50万円程度だったとして、8万円程度ロストします。

キャリアにおける大切な1カ月

なんやかんやで、この項目が1番大切だと思います。プライスレスです(笑) 多くの転職はキャリアチェンジや、自身のチャレンジなど、ポジティブな理由を伴いますよね。

そのポジティブを味わうために、少しでも早く転職することをお勧めします。実際に入ってみるとやはり「早くやっておけば良かったな」と思うと思います。フィットしていればしているほど、です。

もちろん、実際にフィットするかどうかはわからないですが、仮にフィットしなかったとしても次に1カ月早く動けるので、そこまで大きなダメージではないはずです。

とにかく「早くやっておけばよかった」と後悔しても、時間は戻ってきません。それがボーナスのためだったりすると・・・という事を考えて、転職時期の決断をしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ボーナスを待って転職を遅らせた場合「失うものもある」という点をお伝えしました。

月給の差額分+ボーナスの差額分でそこそこ金銭面でもロスがありますし、新しいキャリアでの1歩が1カ月遅れることで後悔する可能性もあります。

人生の大切な転機だと思いますので、是非慎重に考えて最高の決断をしてくださいね。

ではでは!

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