こんにちは妊娠後期・産休に入りやっと妊婦歯科検診に行ってきたうぃです。
妊娠がわかってまずやること。
【母子手帳をもらう】ことだと思います。その際に、妊婦健康診査受診票と一緒にもらう妊婦歯科健診受診票。
別に行かなくてもいいかな〜、歯医者なら定期的に行っているしわざわざ妊娠してから行くのも・・・
なんて、おざなりになってしまっている方が少なくないのではないのでしょうか?
アカチャンホンポの調査では、妊婦歯科検診を受けたという方が63%というデータも。
妊娠中、歯科検診に行った?
実は私も初めの頃は「妊婦歯科検診?ふ〜ん」と、全く気にも留めていませんでした・・・
産休に入り時間を持て余してやっと重たい腰が持ち上がったのです。笑
しかし、実際に行ってみて、妊婦である私の口内チェックだけではなく、生まれてからの赤ちゃんに対して気を付けることを歯医者さんの視点からたくさん教わり、ちゃんと行って良かったと心から思いました。
そこで今回は、歯医者さん視点から学んだ歯並びのためにできる新生児からのポイントをご紹介していきたいと思います。
※私は残念ながら歯医者さんではないので、今回はいろいろな記事を参照させていただいています。
なぜ妊婦歯科検診が必要なのか?
そもそもなぜ各自治代から妊婦歯科健診受診票が発行されるほど、妊婦の歯科検診が推奨されているのでしょうか?
まず、妊娠をきっかけに様々な体調の変化が起こりやすくなり、口内トラブルも自然と多くなることが挙げられます。
- 嗜好の変化で甘いものや、酸っぱいものが食べたくなる
- 常に何かを口にしていないと気持ち悪い
- つわりでなにも食べられない、嘔吐
- 歯磨きができない・・・など
人によって体調や味覚の変化は様々ですが、上記にあげたような身体の変化によって虫歯になるリスクが高るだけでなく、虫歯を治療しないまま出産・子育てをしていると、赤ちゃんに知らずしらすのうちに虫歯菌を移してしまっているなんてことも・・・
また、妊婦であるママが歯周病になっていると早産のリスクが通常の妊婦に比べて7倍に!
歯茎が赤く腫れている・歯磨きをすると出血する・口臭が気になるなどの症状がある場合は、歯周病にかかっている可能性が高いため早めの受診をオススメします。
歯周病が早産のリスクを高めるのは、プロスタグランジンという物質が関係していると言われています。
歯周病があると『早産リスク』が高まるって本当?
プロスタグランジンは体の中の炎症がある場所(歯周病など)で分泌されて痛みを引き起こすなどの作用がありますが、子宮を収縮させる作用がある物質でもあります。
新生児から気をつけたいことポイント4!
顎の発達・歯並び・呼吸など新生児から気をつけたいことを実際に妊婦歯科検診で教わった内容から、色々な記事を参照しポイントを4つにまとめてみました!
1おっぱいは深く咥えさせる
赤ちゃんはおっぱいを吸うことから噛む力・咀嚼を鍛え食べる力を身につけていきます。
授乳で噛む力や正しい嚥下を身につけることが、その後のお口の発育に重要です。
乳首を正しくしっかり咥える「ラッチオン」で深吸いができてきると、しっかりと咀嚼力が身につき、その後の気になる歯並びもきれいになるそうです。
赤ちゃんは母乳をしごき出す動作で舌が発達します。哺乳時の舌を中心とした口の周りの筋肉の発達が歯並びに影響を与えると考えられています。
赤ちゃんの綺麗な歯並びには母乳保育を!哺乳力と授乳の鍵・ラッチオンとは?
歯を綺麗に並べる為には、あごの骨の成長は欠かせません。舌の正しい使い方を習得して初めて顎の骨を押し広げることが出来るからです。
2赤ちゃんにとって飲みやすい哺乳瓶の口はダメ?!
乳首を深く加えることで身に付く咀嚼力。
赤ちゃんにとって飲みやすい(少しの力で飲めてしまう)哺乳瓶の口(二プル)では咀嚼力が身に付かず、食事のための噛む力も弱くなり歯並びにも影響が出てきてしまいます。
私が妊婦歯科検診を受けた歯科ではビーンスタークをオススメしていました。
ビーンスタークニプル 赤ちゃん思い 広口タイプ
他のメーカーからも咀嚼型ニプルが出ているので、ご自身の赤ちゃんにあったニプルを探してあげてくださいね!
ただ、咀嚼型二プルは赤ちゃんにとってちょっと飲み辛い?ようなので、始めるなら最初から使うか、切替には根気がいるようです・・・
3首が座るまでは背骨はCカーブ!硬い敷布団はNG!
赤ちゃんの布団選びをしていると、固めで通気性の良い敷布団をオススメしていることが多いと思います。
柔らかい敷布団のデメリットとして
- 呼吸の妨げや窒息の危険性
- 背骨・筋肉が柔らかく安定していないため、体が沈み込んでしまうことによる骨格の成長の妨げ など
柔らかすぎると赤ちゃんにとって危険なことが多い印象です。
しかし、逆に固い敷布団ならいいのかというと、そうでもありません。
固すぎる敷布団だと背骨が真っ直ぐになりすぎてしまい、ストレートネックなどの原因や頭の形に影響が出ると言われています。
首が座るまではお腹にいた時と同じ姿勢「Cカーブ」を保つように、授乳クッションやバスタオルを応用して赤ちゃんにとって快適な睡眠を取れるように調整してあげる必要があります。
また、お腹にいた時に近い姿勢をとってあげることで安心し、背中スイッチですぐに泣いてしまう・・・などの予防として活用しているママさんもいらっしゃいます。
泣き止まないと悩んでいる方はCカーブクッションを試してみては?
丈夫な背骨を作るポイントは、新生児期に背骨を伸ばさない事!生まれてからも背骨の「Cカーブ」を保つことが大切です。
生まれてから~「首すわり」まで
かたい布団に仰向けに寝ていると背骨は、伸ばされてまっすぐになり、バランスを取ろうとして頭をねじるため向き癖がつきやすくなります。
また赤ちゃんは自分で頭の位置を変えることが出来ないので、つらくてよくぐずります。そのままにしておくと頭の形がいびつになってしまいます。
4抱き方で身に付く鼻呼吸
抱っこをする際に気をつけたいことは頭が後方に倒れないようにすること。
こちらもCカーブを意識した抱き方にすることで、お口が閉じて鼻で呼吸することを自然と覚えてくれるようになります。赤ちゃんは鼻呼吸をメインに呼吸していますが、首が後ろに反り口が開いた状態では口からの呼吸を早い段階から覚えてしまいます。
また、抱っこ紐使用中に首が後ろに反ってしまっていないかも注意したいポイントです。
口呼吸が癖になってしまうと虫歯になりやすくなってしまったり、歯石がつきやすくなってしまったり・・・よくないことがたくさんあります。
首が座るまでの抱っこは気をつけてしてあげましょう。
上顎と下顎は筋肉によって繋がっており、側頭筋と咬筋を動かすことで口を開閉しています。
【歯科衛生士と食育】第5回 抱っこの仕方で未来が変わる!〜歯が生える前から始める食育〜
頭を後ろに反らせているということは、上顎と下顎が引き離されて自然とお口がぽかんと開いてしまうのです。
一見ただお口が開いているだけのように見えますが、お口ぽかんをするだけで姿勢も噛み合わせも悪くなります。
家族の口内環境の見直しも一緒にチェック
妊婦歯科検診をきっかけに、出産後気をつけなければいけないことが歯科視点からこんなにあったことに驚き、学ぶことがたくさんありました。
私は妊娠してから睡眠時に苦しくて口呼吸をしてしまうように・・・(今思えば元々だったのかも?)
「睡眠時に口呼吸になっていませんか?」と指摘をされて初めてそういえばそうです!と、相談することができました。
マスクが習慣化していることで、日常的に口呼吸が増えてしまっている方も多いそうです。
口呼吸をしていると、上歯の裏に歯石が付きやすくなるんだとか。(今回私も上歯の裏の歯石から口呼吸を指摘されました・・・)
そこで初めて舌の正しい位置スポット(上顎の窪んでいることろ)を教えてもらい、睡眠時には口呼吸が習慣化するまで口にテープを貼って眠るなど鼻呼吸を意識。
テープをしてからは睡眠の質がグンと上がり、もんちゃんにも寝付きが良くなって、寝ている時も熟睡できている感じがするよと言われるまでに!
また、虫歯菌は移るということで、家族みんなに口内チェックをしてもらい、お口から健康を意識することもできるようになりました。
妊婦歯科検診は妊婦だけではなく、生まれてくる赤ちゃんや家族の口内ケアへのきっかけにもなります。
皆さんも是非行ってみてくださいね!