こんにちは。もんちゃんです。ワークライフバランスが取り沙汰されて数年たちました。今は家庭を大切にしているビジネスマンも多いのではないでしょうか。
一方、独身で仕事をバリバリとこなされている方からは「結婚する意義を感じられない」というお声もちらほら聴きます。今回は「結婚は仕事にプラスになるのか?」という観点で少し考察してみたいと思います。
今回の記事では結婚の影響を考察する上で、いくつかの書籍・文献を引用してみます。「良い」「悪い」は人の価値観の問題ですので、押し付けではなく「こういう考え方もあるんだ」という気づきに繋がれば良いかなと思います!
家族は仕事にイイ!?結婚が仕事に与える好影響について
結婚は「重大な投資」である
ビジネス感覚で考えれば、結婚に関する厳然たる事実は、それが自らを投入する重大な投資であるということである。二つの面でそう言える。幸福な結婚は人生の大きな支えになるので、その価値は計り知れない一方、不幸な結婚の招く損失も測り知れない。
ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 G.キングスレイ ウォード (著) 第11通:結婚を気軽に考えないで
(中略)
もし君の結婚の投資が非常に適切であれば、君はまたたくまに高みに引き上げられるだろう。
自らを投入する重要な投資、と非常に重たい表現をチョイスされている「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」。この書籍は、ビジネスマンとして成功した父親から、息子に書かれた手紙をまとめたものです。仕事・人生の最高の教師である「父親」からの教訓が詰まった一冊で、ビジネスに非常に役に立つエッセンスが凝縮されています。
この書籍の中では「良い選択をすれば高みに引き上げられる」という一方で「別れるのは大変だから悪い選択をしてはいけない」という内容になっています。「恋愛感情」とは別軸の「良し悪し」の判断が結婚にはあるように記載されています。では「良い選択」をするためにはどのような要素が必要でしょうか?同書籍から引用します。
良妻賢母という言葉がありますが、まさにその言葉を地で行くような女性像が描かれています。恐らくこういった観点で結婚を捉えて、積極的に探していかないと出会えないのではないでしょうか。「仕事にプラスの影響」となる結婚にたどり着くには、相応の努力が必要かもしれません。
#実際「こういった女性とどのようにして出会うか」は難しい問題ですね
ただ、今の自分の実感として「結婚して仕事にプラスの影響が出ている」と感じています。図らずも上記の要素を本能的に求めていたからかもしれませんが「家族のために仕事を頑張る!」という気分になれます。もちろん、これも結婚後の家庭の安定があってこそですが「仕事にプラスになる結婚」というのは一定数存在すると思います。是非上記の書籍を参考にしてみてください。
・結婚の投資が非常に適切であれば、またたくまに高みに引き上げられる
ヒトの高次欲求には「配偶者獲得」がある
こちらはマズローの五段階欲求の進化版と言われている「ケンリックの欲求ピラミッド」からの引用です。人間の欲求を整理したものですが、より生物学的な観点に拠った形で整理されています。
Parenting : 子育て
Mate Retention : 配偶者の維持
Mate Acquisition : 配偶者の獲得
Status/Esteem : 地位/自尊心
Affiliation : 所属
Self-Protection : 自己防衛
Immediate Physiological Needs : 緊急の生理的欲求
このピラミッドの見方は、上にある欲求を解決するために下の欲求があるという考え方です。「Status/Esteem : 地位/自尊心」よりも「Parenting : 子育て」「Mate Retention : 配偶者の維持」「Mate Acquisition : 配偶者の獲得」が上位に来ていることが解ります。これらの欲求が満たされるとハイパフォーマンスになるか、と言われるとそうではない気がしますが、少なくとも精神的な安定・円熟といった効果が期待できるのではないかと思います。
家庭が安定することで、人間としての欲求が高いレベルで満たされ、精神的な安定・円熟を得られる。この状態で仕事に集中することが出来れば、パフォーマンス向上に繋がりそうな気がしてきますね。直接的な仕事のパフォーマンス影響というよりも「メンタルの安定」といった観点が強いかもしれません。
・人間の高次欲求に「Parenting : 子育て」「Mate Retention : 配偶者の維持」「Mate Acquisition : 配偶者の獲得」
・欲求が満たされることでメンタルが安定し、仕事のパフォーマンス向上につながるかもしれない
まとめ
今回は「結婚は仕事にプラスになるのか?」という観点で少し考察してみました。結果として、プラスに繋がる要素はあるのではないかな!?と思います。一方で、プラスになるためには「しっかりと相手を選ぶこと」「家庭を安定させること」という2要素が必要になります。これは放っておいても得られるものではなく、日々の努力が必要です。本ブログ内では「家庭を安定させること」に注力した記事を多数用意していますので、是非他の記事も見てみてください。それでは!
・結婚の投資が非常に適切であれば、またたくまに高みに引き上げられる
・人間の高次欲求に「Parenting : 子育て」「Mate Retention : 配偶者の維持」「Mate Acquisition : 配偶者の獲得」
・欲求が満たされることでメンタルが安定し、仕事のパフォーマンス向上につながるかもしれない