放っておくと危険!?夫婦間の「コミュニケーションの壁」を乗り越える思考

夫婦の会話
夫婦の会話

こんにちは。もんちゃんです。前回の記事では「男性脳」と「女性脳」からくるコミュニケーションのズレについて述べました。今回はその続きで、そのズレにどうやって立ち向かっていくか?について考察してみたいと思います。

「塵(ちり)も積もれば山となる」という諺(ことわざ)があります。この諺のように、夫婦生活では毎日のコミュニケーションの小さなズレが積もっていき、やがて大きなズレやケンカの元になってしまうケースがあります。毎日のコミュニケーションにいちいち気を遣ってられない!と言わず、しっかり対応していきましょう!

コミュニケーションのズレもきっちり解消!

放っておくと危険!?夫婦間の「コミュニケーションの壁」を乗り越える思考

まずはおさらいです。夫婦間・(多くの場合は)男性と女性の間のコミュニケーションですが、互いに「求めるモノ」が違うためにズレが生じやすい、とされています。そのメカニズムを分かりやすく解説したのが下記の書籍です。

『新装版 話を聞かない男、地図が読めない女』
(アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ著 藤井留美訳)
ISBN 978-4-07-402550-3
定価 本体1300円+税

なぜ男は一度に一つのことしかできないのか、なぜ女は方向音痴なのか、なぜ女はよくしゃべるのか、なぜ男は一人っきりになりたがるのか…。誰もが納得する男と女の行動の違いについて最新の情報を加えて紹介する。

話を分かりやすくするために、以下では下記の設定を無理矢理当てはめてみます。

男性:会話に結論を求める。会話が多い=問題が多い。
女性:会話に共感を求める。会話が多い=共感の機会が多い。

※もちろん男性も会話に共感を求めますし、女性も会話に何かしらの結論を求めるとも思います。

ケース:男性が自分の世界に…女性は話しかけたい

先ほどの条件下で、すれ違いが発生している状況を考えてみましょう。例えば下記のようなシチュエーション。男性側は悪気なく「オフモード」に入っていますが、それが女性にとってはストレスである状態です。

男性は自分の世界に籠りがち?

この状況では男性は気づいていないので、女性側に行動の選択権があります。この時取りうる選択肢は下記の通り。

女性側の対応① グッとこらえる
女性側の対応② 思い切って話しかける
女性側の対応③ YouTubeを見るルールを作る

女性側の対応① グッとこらえる

①は衝突を生じませんが、女性側がストレスをうけたままです。この状態が数回で終わればいいのですが、男性側はそもそもこの状況を悪だと思っていないので、繰り返す可能性が高いです。この状況を続けると、いずれは大きな亀裂に繋がりかねません。従って、①は一時しのぎとしては良いのですが、中長期でみると取るべき手段ではないと言えます。

女性が我慢するケース

一方、もし男性側でこの記事を見ていらっしゃる方がいれば、自分の行動が相手のストレスになっていることを自覚しましょう。気づいた場合は「適切な自分の時間の使い方」をしっかり相手と話し合ってルールを決めましょう。この問題、気づくキッカケを作るのは女性側かもしれませんが、問題を解くカギは男性側にあります。改めて自分の行動を見直しましょう。

女性側の対応② 思い切って話しかける

②は少なからず衝突を生じます。男性側にストレスになってしまう場合もあるので要注意です。その後、例えば男性側が不機嫌そうな態度を取った時に、女性側が更にイラっとして、ケンカに発展してしまう…となると非常によろしくないです。この時、話しかけた女性側は、この「男女の差によるコミュニケーションのズレ」であることを心に留めて、丁寧に対応しましょう。決して怒りの応酬みたいなやりとりになってはいけません。

思い切って話しかけるケース

男性側の場合ですが、自分が集中している時に話しかけられた場合は「一呼吸おいて」返事をしましょう。まず頭の中に「今これ見てるのに・・・」という気持ちがまず発生しますよね。これは無理もないので、その気持ちにはしっかり従いましょう。無理を押すことは無いと思います。そして、その後、しっかり一呼吸おいてから相槌を打つ、会話に乗る、といった形で対応しましょう。「動画を見ながら生返事で乗り切る」というやり方も無くはないのですが、経験上、このやり方ですと「大事なことを聞き逃したまま、スケジュールが決まってしまう」といった形で、悪影響も出てきます。これはあんまり嬉しくないので・・・できれば一呼吸置いてからきちっと返事をしましょう。

女性側の対応③ YouTubeを見るルールを作る

③の対応は少なからず衝突を生じますが、最も建設的なゴールだと思います。(ちなみに”YouTubeを見ている時に急に「ルールを作ろう」という”のではありません(笑))「男性が動画を見ていて嫌な思いをした」という経験を持っておいて、ルールを自分の頭の中である程度作り出し「会話の時間(食事の時など)」に堂々と切り出すのです。この時、問題点は「男女の差によるコミュニケーションのズレ」であることをお互いが認識できたら、話も聞きやすいですし、ルール設定も上手くいくのではないかと思います。

お互い話合うのが円満の秘訣!

ルールは単純なもので良いと思います。むしろ「男女の差によるコミュニケーションのズレ」があるので、例えば「動画見ます!その時は話しかけれたら少し経ってから反応します!」とか、自分の行動のクセを伝えるだけでも良いかもしれません(それで折り合えば、という話ですが・・・)。ただ、相手がそれで納得したとしても「動画見る時間は制限します!」とか譲歩の条件を入れると円満になるかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はコミュニケーションのズレに対してどのように対応していくべきか、を考察してみました。今回は「〇〇の手法が正解!」というよりも、細かい部分にも気を配って、お互いに気持ちよく過ごすことが大切ですよね、という趣旨でした。少しでもお役に立てれば幸いです!それでは!

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