みなさんこんにちは。 バツイチから再婚を果たし1児(養子)+1児(実子)+猫1匹を抱えるステップファミリーの父親役もんちゃんです。 当ブログにお越しいただきありがとうございます。家族構成は以下のような感じです。
前回の記事からだいぶ時間が経ってしまいましたが、息子君の中学受験に関わる記事です。
中々勉強しなかった息子君ですが、色々な工夫により勉強のコツをつかんだようで、12月、1月と学習が加速。無事に志望校に合格することができました!
今回は受験までに行った家庭学習における工夫についてお伝えしていきたいと思います。全てのご家庭、お子様に当てはまるわけではないですが何か少しでもヒントになればと思います。
出来る範囲を増やしていく
まずはアプローチ方法の改善です。多くの家庭でやってしまいがちなのが「苦手を克服する」ことで点数を向上させようとするアプローチ。これが一つ目の罠です。
ウチも当初はこの罠にハマっていたと思います。「漢字が出来てないから漢字を集中的にやる!」とか「計算問題ひたすらやってみる」とかです。
この方法は、成績が良い子供用のアプローチです。どういうことかって?下の図を見てみましょう。
成績が良くない子供は「出来ない範囲(青)」の方が多い子供と言えますね。広大な海にポツンと島が浮かんでるイメージです。
ここで新たに出来ない範囲を出来るようにするためには、地図なしに宝島を発見するくらい難しいです。
いつ辿り着くかもわかりません。そしてその間は、一向に成績も上がらないし、本人もやる気が出ませんよね。
一方で「出来る範囲を増やす」アプローチを見てみましょう。
いかがでしょうか。こうなると何か「道筋」のようなものが見えてきませんか?
本人も自分の得意分野なので、勉強も苦にはならないはず。勉強の効果も確実に出てくるので、ノッていけると思います。
もちろん親御さんのご不安は「そうは言っても勉強範囲ってどんどん進んでいくやん」ということかと思います。
ただ、新しい範囲の学習は塾や学校の専門領域です。家庭学習はそれらのフォローになるので、得意領域の拡大に専念することで、確実な成績向上につながります。
学習する範囲を”細かく”、”明確に”伝える
二つ目は学習範囲の指定方法です。
「テストの見直しやりなさい」とか「計算問題を塾で指定されたところやりなさい」とか、ざっくり指示になっていませんか?
もちろん、ざっくり指示でも対応できる子供もいると思います。なんなら勉強を指示しなくてもする子もいるでしょう。
しかし、特に勉強があまり得意でない子供の場合、ざっくり指示はやめた方が良いでしょう。
大人だと「与えられた仕事を細かく区切って少しずつやる」という事が出来ます。また、自分のキャパを越える仕事は断ることが出来ます。しかし、子供においては、それが難しいんですね。
日々の学習でも同じです。「テストの見直し」って言っても4教科ありますし、間違えた問題もたくさんあります。そもそも「見直し」のやり方すらわかりません。
家庭学習は親とのコミュニケーションが大切です。出来れば「一纏めでドン!」よりも、細かく区切って、やる事を指定してみて下さい。
また、時間を区切るのも一つの手です。「15分これやってみて、出来るところまででOK」というやり方ですね。
やる範囲を細く区切ることや、時間を区切る事で明確にして伝える。これにより、取り組みにリズムが生まれてきます。
また「言われた事が出来た」→「頑張ったね」という正のスパイラルを繰り返すことで、子供のモチベーション向上にも繋がります。
もし「やってと言った範囲を一向にやる気配がない」という様子が見られたら、一度、範囲を限定してみると良いかと思います。
同じ問題をくりかえし解く
最後は、学習の内容です。「同じ問題を繰り返し解くこと」です。特に成績があまり良くない子供向けです。
成績が良くない、ということは授業で言われた事を理解出来ていない状態です。インプットが足りない、もしくはインプットが定着していない状態です。
一方、「問題を解く」とか「宿題をやる」とかはアウトプットの時間です。新しい問題にチャレンジしても、授業の内容が頭に入ってないとまず解けませんよね。
仮に理解が甘い状態で問題にチャレンジして、3割ぐらいの正解率だったとしましょう。それをやって本人が得られるモノはほとんどありません。
ただ、ここで「間違えたところ見直しして」というオーダーを出すと、これまた2番の罠(ざっくり指示)に戻りますね。もちろんやった後の見直しは大切なのですが、そこを丁寧にやれるかどうかがポイントです。
この章でお伝えしたいのは、記憶・学力が定着するまでのプロセスです。何度も同じ部分をやることで、定着を狙います。
出来ない科目や単元が出来るようになるには、相当な時間が必要です。一回や二回問題を解いたからといって出来るようにはなりません。
一度解いてやり方を知っている状態でも、出来るとは限らないです。特にそこが苦手な分野であれば、一度立ち止まって何度も繰り返し解く必要があります。
どんどん単元が進んで焦る気持ちも分かりますが、お子様の学力に沿った勉強ペースで確実に学力を育てていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。大変ですよね・・(笑)
出来る範囲を増やすアプローチで、範囲をきっちり絞って、同じ部分を何度も繰り返して解く。これによって確実に学力を向上していくことが、何よりの近道です。
気が遠くなるようなプロセスですが、覚悟をもってきっちりと、確実に歩を進めましょう!
それでは!