使い過ぎちゃう!?節約術における「キャッシュレス利用」の注意点!

キャッシュレス推進
キャッシュレス推進

こんにちは。安定した家庭運営を目指すブログライター、もんちゃんです。

今回は「節約術の落とし穴」について考えていきたいと思います。

当ブログでも「節約術」の強力なツールとしてご紹介してきた「クレジットカード」や「キャッシュレス決済」。

近代の錬金術!?キャッシュレス決済を使って家計を節約しよう!!

これには罠が存在します。

実は「キャッシュレス」ですが、みんな「使ってくれ~!!」という風潮です。2017年4月11日に「キャッシュレス・ビジョン」が制定され、国を挙げて推進していたりします。

我が国は、「『日本再興戦略』改訂 2014」においてキャッシュレス決済の普及に
よる決済の利便性・効率性の向上を掲げたことを発端として、「日本再興戦略 2016」
では 2020 年のオリンピック・パラリンピック東京大会開催等を視野に入れたキャ
ッシュレス化推進を示している。さらに、2017 年(平成 29 年)5 月に公表した
「FinTech ビジョン」においては、FinTech が付加価値を生み出すために必要な決
済記録の電子化の鍵はキャッシュレス化の推進であることなどを指摘し、キャッシ
ュレス化比率を政策指標として示しながらキャッシュレス化促進のための課題や
方策を継続的に分析・検討していく必要性を示した。その後、同年 6 月に閣議決定
された「未来投資戦略 2017」にて KPI(Key Performance Indicator:重要な評価
指標)として 10 年後(2027 年)までにキャッシュレス決済比率を 4 割程度とする
ことを目指すとしている。

経済産業省 キャッシュレス・ビジョンより
https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180411001/20180411001.html

ハンパない力の入れっぷり。。。実際、消費者側にはマイナポイントの支給や事業者側にも補助金が出るなど、お祭り状態ですよね。

実際、我が家では約90%の支出がキャッシュレスで、もう現金には戻れないって思うのですが…キャッシュレスには罠があることにも気づきました。

これは「キャッシュレスに問題がある」ということではなく、「上手く付き合わないとひどい目にあう」ということです。来たるべきキャッシュレス時代に備えて一消費者としてしっかり準備して、正しく乗り越えていくためのサポートに、と思い

節約術を成功させる!という観点からみたキャッシュレスの罠について、記事を書いてみます!

罠①:使いすぎてしまう…「キャッシュレス貧乏」

やはり一番に挙げたいのは「使いすぎ」の罠。実際「キャッシュレス貧乏」という言葉もあるようで、「使いすぎ」は大きな課題となっています。

かくいう私も、独身時代はひどいものでした。ありがちなお話ですが…
① クレカの請求額でびっくりする
② 節約しようと数日努力する
③ いつのまにか忘れて普段通りに
④ ①に戻る

という苦悶の日々でした。


実際、キャッシュレスを受け入れない要素の中に「使いすぎを回避したい」というものもあったりします。

• 興味不足
• 必要性を感じない
• 使いすぎを回避したい
• 消費者から見た利用可能シーンの欠如
• 家計管理の複雑化回避
• 現金の利便性

経済産業省 キャッシュレス・ロードマップ2020
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/cashless/cashless_documents/index.html

「クレジットカード決済で1%ポイントつきまっせ~」といったところで、それを余裕で吹き飛ばす支出増。まったく意味ないですよね。

そうなんです。見方によっては「キャッシュレスは節約の敵」とも言えてしまうのですね。なので「キャッシュレスと上手く付き合っていく必要がある」と言えます。

ということで、上手く付き合っていくために
・なぜキャッシュレスは使いすぎるのか?
・どうすればキャッシュレス貧乏を防げるのか?

の2点について、実体験を交えながら解説していきたいと思います。

なぜキャッシュレスは使いすぎるのか?

これは明確ですね。現金だと「3万円お財布に入っているから、その範囲内」という頭で計算するのに対して、クレジットカードだと「欲しいから買う!」という形になってしまいます。

また、例えば月の途中で「今月いくら使ったかな」という事も、クレジットカードなどだと中々振り返ることが出来ませんよね。

ちなみに、現金での支払いをもっと細かく見ていくと「口座からお金を引き出す瞬間」にも今月の利用額、的なものを把握していることがわかります。

Step 1 口座から引き出し
 1-1 口座残高を確認
 1-2 必要な金額を想定して入力
 1-3 現金引き出し

Step 2 財布の中から現金払い
 2-1 現金残高を確認
 2-2 必要な金額を支払い

もしStep1の前に口座管理などをされている場合はより精度が高まるでしょう。このプロセスは大概、家計を管理している人間の脳内で、例えば奥様が家計を管理している場合は、奥様が自然と脳内で行っている行為かと思います。

一方、キャッシュレス決済、特にクレジットカード決済にはこのプロセスが欠落しています。つまり「残高はいくらあって、そのうちいくらなら使える」と考える「予算の観点」が欠落しているのです。

だから「使いすぎ」が発生する。そして、予算もないところに、突発的に大きな金額の請求 (Check)が来て、焦ってAction (= 節約)をするが、長続きせず、負のスパイラルに陥る。

これがクレカの使いすぎの原因の一つでは!?と考えております。

どうすればキャッシュレス貧乏を回避できるか?

キャッシュレスと上手く付き合ってくためのコツ。それこそが「家計管理」と考えます。

(家計管理については下記記事をご参照ください)
節約術の初めの一歩!”家計管理”を考えよう!

クレジットカードとかキャッシュレス決済ってどうしても「いくら使ったか」という事が解りづらいんですよね。なので、きっちりと別で家計簿を付けましょう、ということです。単純ですよね!でもこれが結局ベストだと思います。

家計簿の付け方については、下記の記事をご参照ください。
節約術の成功に向けた最強ツール!”家計簿”について最新の動向を明らかにします!

現金に比べて「使いやすい」分、どうしても「使いすぎてしまう」キャッシュレス決済。上手くメリットを活かしながら上手に付き合っていくために、家計管理をキッチリ行い、こまめに夫婦で家計を確認するクセをつけていきましょう!

罠②:幸福度の低下

キャッシュレスの持つもう一つの罠。それは「幸福度の低下」です。これはメンタリストDAIGOさんのYouTubeからの受け売りになってしまうのですが、どうやらお金の使い方で幸福度が変わるようです。

① 支出を後に、消費を先に(カード払い)
② 支出を先に、消費を後に(現金払い)

この二つがあった時、どうやら②の方が幸せになれるとのこと。

これは「お金を使うとき」の人間の脳内では「痛み」を感じているということで…「痛みが後からやってくる」カード払いは、消費によって得られた幸福度を低減してしまう、ということのようです。

こちらのロジックについては、下記の書籍内で紹介されているので、是非読んでみてください。

「幸せをお金で買う」5つの授業 (中経出版)
エリザベス・ダン (著), マイケル・ノートン (著)

私もなんとなくは同意できます。クレカの請求が思いがけず巨額だった時、支出を振り返って「あぁ、これに使ったんだよね(しみじみ)」とはならず「あぁ、これに使ったんだよね(絶望)」となるケースが多いように感じますね。

実は「節約術」として実践していく目的には「節約を楽しむ」ということも有ると思います。夫婦でお金のことでギスギスしないために。安定した家庭を運営していくために、キャッシュレスとはうまく付き合っていきましょう!

・「支出を後に、消費を先に」は幸福度低い!?
・キャッシュレスと上手く付き合って節約を楽しもう!

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はキャッシュレス決済に潜む罠についてお伝えしてみました。やってはいけない節約術、とまではいきませんが、ポイントにつられて使いすぎないように、十分に注意しましょう。


当ブログで紹介している節約術、色々ありますので見てみてください!
絶対に失敗しない節約術!コツを抑えて”気楽に””長く”続けましょう!
ではでは!

タイトルとURLをコピーしました